そばの話

そば処 山形 尾花沢の蕎麦

蕎麦・そば

「そば処・明友庵」では「おくのほそ道 尾花沢そば街道 二番所」として「雪蔵(雪室)」で保存したそばの実を、石臼で引いた自家製粉の生そばを「雪蔵そば」として提供しております。雪蔵にそばの実を貯蔵し長時間じっくり熟成させますと、雪蔵内の低温と高湿度により熟成されたそばは、より甘みと香りが引き出され更に旨味が増します。

尾花沢は、俳人「松尾芭蕉、河合曾良」が「奥の細道」の道中として10日間滞在した地としても知られています。市内の「養泉寺」に泊まりながら長旅の疲れを癒し、俳人でもあった「紅花商人 鈴木清風」を訪ね交流を深めたとされています。
鈴木清風家では人をもてなす際に「そば切り振舞」の習慣があったことが確認されており、 その事から芭蕉もきっと「尾花沢そば」を食べただろうと推測されています。

「ゆう遊三味会」は、市内のそば屋さん生産者さんなどが集まり結成されました。尾花沢の原種である「最上早生(もがみわせ)」にこだわり栽培し収穫した蕎麦を、松尾芭蕉が長く滞在したこの地にちなんで「おくのほそ道 尾花沢そば街道」と銘打ち、それぞれの店舗で振る舞い、原種の魅力を広めるとともに、より多くの方々に味わっていただくためのイベント活動(新そば祭り、他)などアピールにも努めています。

 

 
蕎麦・そば

尾花沢は「花笠踊りの発祥地」でもあります。農業用のため池として作られた「徳良湖(とくらこ)」の着工に 関わった方々が、合いの手として「土つき歌」が歌われ、作業する人に笠で風を送る仕草などから踊りになって いったとされています。

原種「最上早生(もがみわせ)」は、その徳良湖にも程近い「宝永牧場」にある そば畑で生産されています。そこで収穫したそばの実を、石臼で時間をかけてゆっくりと製粉していきます。 石臼挽きそば粉は熱を出さずに製粉できるので香りがよく「そばがき」にしても美味しくお召し上がり頂けます。

蕎麦・そば

その昔、蕎麦の食べ方は「そばがき」や「そば餅」など団子状にして食べるのが一般的でした。 こんにちのように長くひも状の蕎麦は、包丁で切って作る事から「そば切り」と呼ばれ、江戸時代に入ってから 誕生したとされています。

蕎麦には、穀類ではそば特有に含まれるルチン(ポリフェノール)が含まれおり、そのルチンには 抗酸化作用があり、血管を丈夫にし、老化を防ぎ、ビタミンCの吸収を促進する効果があります。 蕎麦にはその他にも、ビタミンB群、多様なミネラル成分などが豊富に含んでいる身体に良い食べ物です。

明友のネットショップでは「生そば」と「そば粉」の販売も行なっております。 「そば粉」を使って昔ながらの「そばがき」「そば餅」も簡単に作れます。 原種 最上早生を石臼で挽いた「雪をながむる尾花沢」のお蕎麦を是非お手元でご堪能ください。

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